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Once upon a time there was a king…of wines: Barolo DOCG
December 19, 2019
One project, three countries, limitless wine knowledge – Native Grapes Academy 2019 by numbers
December 21, 2019

新しい指導官が入団決定! スペインのO I V Eが乗船します

教育プロジェクト『Native Grapes Academy』の主催組織、Unione Italiana Vini (UIV)は交渉を終え、  Organización Interprofesional del Vino de España (OIVE)とパートナーシップを結びました。カナダ・トロントで開催された初NGAワインコース、『Native Grape Odyssey Maestro course』にあたって、そのパートナーシップが公開されました。その後、チームは旅を続け、ロシアと日本でもマスタークラスや試飲会を開催しました。

欧州連合(E U)の『Enjoy, It’s from Europe』プログラムの融資した教育プロジェクト、『Native Grapes Academy』(ネイティブ・グレープズ・アカデミー、省略:NGA)が新しいパートナーを迎えることとなりました。プロジェクト主催者のUnione Italiana Vini (イタリアワイン組合、UIV)はOrganización Interprofesional del Vino de España (スペインワイン組合、OIVE)とパートナーシップを結び、2020〜2021年の間、共に旅を続ける予定です

新しいパートナーシップのおかげで、ワイン生産において世界有数の生産国であるスペインをカリキュラムに導入し、教育プログラムを強化することができました。遺伝的関係の分析に加え、イタリアとスペインの土着品種の共通点・相違点を深めることがコースの目標である以上、OIVEはメンバー・ワイナリーが造る数多くのワインを提供します。

OIVEとは、スペインのワイン業界を代表し、ブドウ栽培からワイン販売にかけてその業界の主な担い手を集合する非営利組織です。世界一のブドウ栽培面積や5000軒のワイナリーを誇るスペインは、多様性に富んでいます。2014年に成立されたOIVEは、業界のツールという役割を果たし、担い手の相互な協力を通じて業界のニューズを満たします。OIVEのミッションは次のように公式ホームページに掲載されております。「現在スペインのワイン業界は極めて重大な岐路に立ち、今やかつてないほど安定な体制が必要となります。OIVEはそのニューズを満たすプログラムを計画致しました。」具体的に言うと、OIVEはスペイン内の適量摂取文化の普及を促進します。また、産業の発展およびハイクオリティワインのサプライチェーンの改善を目指し、政策を展開します。

さらに、この契約は抜群のワイン生産国の2カ国、イタリアとスペインの協力を象徴します。 Statista, (スタティスタ)によると、2018年のワイン生産国の世界輸出で、数量が最大だったのはスペインであり、およそ2100万ヘクトリットルを輸出しました。一方、イタリアは1900万ヘクトリットルを輸出し、2位を占めていました。そのうえ、 Observatorio Español del Mercado del Vino (OEMV), の集合した統計データによると、2019年1月〜4月の間、スペインワインの輸出量は6%以上増加し、今後も増加の見込みです。とりわけN G Aプロジェクトの対象国である日本・ロシアへの輸出量は注目すべき増加を示します。

しかし、この契約の価値はそれだけではありません。スペインの130名以上の原産地呼称が、既に授業の内容であったイタリアの526名に加われ、2カ国のワイン文化の共通点を深める契機となりました。イタリアとスペインの類似点は、ミラノ大学教授アッティーリオ・シェンツァ(Attilio Scienza)の執筆したNGO Maestro Courseテキスト、『Native Grape Odyssey Volume I』の話題ともなっております。幾つかの品種はローマ街道に沿った主な街のところに普及した結果、スペインのガルナッチャとサルデーニャのカンノナウ、グラシアーノとボヴァーレなど、密着した関係のブドウ品種が多いです。筆者のシェンツァ氏は、イタリアとスペインについてこう述べています。「地中海は、昔から異文化と実り豊かな出会いの場所であった。その文化の中でもイタリアとスペインは世界を照らす文明の継承者となっていた。」

『Native Grape Odyssey Volume I』は、全6冊の第1巻であり、NGO Maestro Courseの参加者に無料で提供されました。

イタリアとスペインの共通点が多いである一方、それぞれ多様性に満ちています。土着品種も国際品種も豊富であり、多くのP D O・P G I製品を誇ります。

NGAプロジェクトに関する詳細は、公式ホームページをご覧ください。 www.nativegrapeodyssey.com

【Native Grape Odysseyについて】
Native Grape Odysseyとは、欧州連合に融資され、Unione Italiana Vini (UVI)と Interprofesional del Vino de España (OIVE)より管理される、カナダや日本、そしてロシアでPDO (原産地名称保護)やPGI (地理的表示保護)ワインの振興を目標とする教育プロジェクトです。この目標を達成するために、この3カ国において、およびこの3カ国で活躍しているワインインフルエンサーやワインのエキスパートをイタリアのヴェーロナに招待することによって、ワインセミナーやワークショップ、そしてB2Bミーティングを開催します。

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